みなさんはお箸を正しく持つことは出来ますか?
アテクシは出来ません。だって箸の間に中指が入れらんないんだもーん。
通常上にくる箸を人差し指と中指で挟んで支えるところを中指だけで支えている。つまりアテクシの人差し指は使われてないので、常に宙に浮いている状態。なんなら何かをつまみながら人差し指をチッチッチと左右にちらちらと動かしnon!とフランソワーズ・モレシャンになってみましょうか?
ところが、欧米人の多くは正しい持ち方が出来る確率がひじょーに高い。
それはすべて
「あの箸袋」のおかげだと思う。海外のアジア料理屋に行っておもむろに箸袋をひっくり返すと、必ず
「箸ノ正シイ持チ方」が図解付きで書いてあるアレ。大人になってからちゃんと学ぶのだから皆当たり前に出来るわけで、左利き文化のくせに箸袋の絵が右手だっつーんで、生意気にもこれまたちゃんと右手で持ったりしている。
日本人だってねぇ毎日の食卓にあのハウツー箸袋さえあれば、アテクシの人差し指だって遊ぶことなく中指と共に働いてくれてただろうし、左手で持ったり二十歳過ぎてもゲンコツ握りで豆一粒を掴めるよう上達することもなかっただろう。三つ子の魂百まで…残念ですが三歳までに覚えた悪い癖はそうそう簡単に直らないのよ。
さあ、これを読んでる幼児を持つお母様方、ぜひ箸袋のご用意を!説明は英語書きなんで英語も覚えられて一石二鳥ですわん。

さてしかし、、、
「お箸を正しく持つこと」と「お箸を上手に使いこなすこと」は、
比例しないのもまた事実。
ランチに
「魚角」というお魚専門の定食屋に行った。(いまさらですがここから本題…おせぇよ)
え〜と日替りのホッケ定食にしようかな?あ〜定番アジフライ定食も、鯖の味噌煮も捨てがたい〜!と悩んでいると、お隣に外国人の男子が座った。(以下、仮にボブとする。だってそんな感じの風体だったんだもの)
まもなく2つのホッケ定食が運ばれてきた。どうやらボブも頼んだらしい。
お箸をパチンと割ってまずはお味噌汁をすすると、同じく隣のボブも箸を割りすすっている。次に小骨取りの作業に取り掛かると何やら強い視線を感じたので、その先を見るとボブがニカッと欧米人特有の意味なしスマイルをするのでアテクシも意味なくニカッとしてみた。その後も何度となく視線を感じ、やだ〜さてはボブってばアテクシに惚れたわね?ウフ!などと友近なみの妄想をしていたのだが、その視線はアテクシの手元に注がれている模様・・・
うーむ、どうやら一目惚れではなく、アテクシの
焼き魚の食べ方が目的みたい。
見よう見真似してるらしい。。。
やはり欧米人だけに箸は誠に正しく持っている、でも箸さばきは素晴らしく出来ていない。どうも開閉がままならないようで、正しく持ったまま固まっているボブ。(余談ですが、国際都市ニューヨークに住む実姉は、日本人ですのでモチロン正しく持てません。子供の頃、ゲンコツ握りで豆を上手に掴んでいたのは彼女です)
アテクシは半身を食べ終り、背骨のついた残りの半身に取り掛かる時、ちと意地悪をしてみた。いつもは左手でちょっと身を押さえ、箸で背骨をつまみ尾の方へメリメリと剥がしていくわけだが、左手はあえて使わず箸のみで背骨を剥がすという高等技術をしてみせた。で、おもむろに隣をチラ見すると、
ボブの右手が思いっきり
プルプルと震えている・・・ではないか!!
ぷぷぷ!いやいや笑っちゃいかんいかん。お箸の国に慣れないガイジンさんが勇敢にもホッケの開きというハイレベルな食品に実直にチャレンジしているのだ。むしろ誉めるべきなのだ。でもね、左手お使いなさいな、ユーにはまだ早いわ、ノンノン、チッチッチ!
いや〜アテクシってば意地悪ぅ〜。インド料理屋で初めて右手だけで食べ方を教わった時、出来ないでグダグダに悪戦苦闘するアテクシに、そこに居たインド人全員に指さして笑われ、ヘイ・ユー・スプーン、スプーン!と揶揄された苦い思い出のリベンジか?
そんなわけで、、、
箸が正しく持てないアテクシのお皿には、キレイに骨と皮だけが残り、
箸を正しく持てるボブのお皿には、
フレーク状のホッケが山になっていた。。。
もしもまた次回にここで会うことができたら、華麗な箸さばきのボブに成長していることを期待したい。
それまでガンバレ!ボブ!!!
あッ・・・
そしたらアテクシも正しく箸が持てるようになってなきゃ、
トータル負けぢゃん。。。( ̄□ ̄;